避難放光尊
正福寺の本堂の右余間には避難放光尊(ひなんほうこうそん)と呼ばれる阿弥陀如来絵像が安置されています。
これは文字通り難を避けて光を放つ仏という意味です。
文献によると永禄7年(1564年)の村が水没するほどの大洪水がありました。
その時にあまりにも降り続いた雨で地盤も緩み正福寺も地滑りとともに流され、多くの人も亡くなり壊滅的な被害を受けました。
住職や門徒たちは跡形も無くなった正福寺を思い絶望の淵に立たされていました。しかし、烏帽子岩のあたりが光っているのを不思議に思った人々が向かうと…。そこには梅の木に阿弥陀如来のご絵像がかかっており、空中に阿弥陀さまが光を放って立っておられたという事です。
このような伝説が正福寺にはあり、嘘か真か手を合わせて日々の感謝を念じたら足の痛みが治ったと話す人もいます。
「難を避けて光を放っていた仏さま」、それが避難放光尊であり、現在も本堂の右余間に安置されています。
是非一度手を合わせてみて下さい(*´▽`*)
また正福寺の坂を上らずにそのまま真っ直ぐ行って旧川平公民館跡地(更地)の先に避難放光尊(大本尊)が光っていたという場所に碑があります。
正福寺伝説のある由緒正しい場所なので是非行ってみてください。
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